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2008年02月27日

日本人論の起源:宣教師達は日本をどう見たのか?

 はっしーさんの『「菊と刀」が捉えた日本人とは?』を拝見しました。日本人はどう見られて(研究されて)いるのか、は気になると事ですね。少し、調べてみました。

●日本人論(にほんじんろん)は、日本人について論じる論、著作、報告のこと。
 日本人論の起源としては、古くは安土桃山や江戸時代の宣教師の母国への報告書や、海難・漂流体験からロシアやカナダなどを見る経験を得た日本人漁師や船頭の経験譚が挙げられる。幕末から明治にかけては、日本からの海外視察団による報告や、来日外国人による文化人類学的な観察記録やエッセイなどに日本人論を見ることができる。日清・日露戦争、そして二度の世界大戦を経て、海外で日本人の戦略や戦術、道義心、忠君愛国の背景にあるものへの関心が深まると、ルース・ベネディクトの『菊と刀』やオイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』といった日本研究が進んだ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ここでは、その起源ともいえる宣教師達の日本人観を見てみたいと思います(まずは、美しい日本の風景 「棚田」を紹介します)。
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「朝日に輝く棚田」 Photo By S氏より

西洋人による日本の「発見」
 総合的にいうと、日本のイメージがよかった。日本人の性格は良好で、文化の水準は高い。長い間、京都を中心にイエズス会の中日本(近畿)布教長を勤め、織田信長のブレーンにもなったイタリア人の オルガンティーノ・ニェッキ・ソルディ(Organtino Gnecchi Soldi 1532-1609)の評価は印象的である。
「我々ヨーロッパ人は互いに賢明に見えるが、彼ら日本人と比較すると、はなはだ野蛮であると思う。私は真実、毎日、日本人から教えられることを認めている。私には全世界中でこれほど天賦の才能を持つ国民はないと思われる。」

 では、この続きを見ていきましょう。その前によろしくお願いします。

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◆知識欲旺盛
日本人は頭がよく、学ぶことを大事にし、ものを早く覚える。この点について、多くの証言があり、西洋人は最初の出会いからこの点を注目した。
・イエズス会の創立者の一人、宣教師として初めて日本を訪れたスペイン人のフランシスコ・ザビエル(Francisco Xavier 1506-1552)は、「 異教徒中には日本人に優れたる者を見ることが不可能だろうと思われる」と述べた。
・アジアにおけるイエズス会の最高責任者で巡察使を務めたイタリア人のアレッサンドロ・ヴァリニャーノ (Alessandro Valignano 1630-1606)は日本人が西洋人にも劣らないことを認めている。「 道徳と学問に必要な能力について語るならば、私は日本人以上に優れたる能力ある人々のあることを知らない」と断言する。
◆新しいものを好む
新しいものが好きで、それを抵抗なく受け入れる。これも最初の出会いから注目され、定着してきた日本人の特徴である。
◆親切
・これも最初の出会いから現在までの評価である。それは間違いなく、行儀の正しさとともに日本人の美点である。しかし、この時代から日本人があまりにも親切であることも指摘された。
◆清潔
・日本人はきれい好きで、よく風呂に入り、住まいを清潔にし、町もきれいである。それについて宣教師は一致している。この観点から、日本が当時のヨーロッパより進んでいた。 
◆質素
・宣教師は日本人の質素を高く評価した。節制はキリスト教の四大枢要徳のひとつであるので、それを重視した。日本人は倹約を重んじ、貧窮を恥辱としていない。
◆勇敢
・激動の時代の武士と交際があった宣教師たちは日本人を勇敢な民族として見ていた。スペイン系の宣教師たちはスペインによる日本の占領を提案したとき、ヴァリニャーノは「日本の国民は非常に勇敢で、しかも絶えず軍事訓練をつんでいるので、日本の征服は不可能である」と反論した。
◆行儀のよい
・日本人の振る舞いが行儀のよいことは今でも定評である。この観点からも当時のヨーロッパより日本は優れていた。ちなみに日本人が高い声でしゃべらないで、ほとんど喧嘩しないことは印象的であった。武士階級と接触があった宣教師たちはその礼儀正しさと冷静さに感心していた。

 さて、当時、世界中に活動範囲を拡げていった「宣教師」たちにとっても、当時の日本人は注目されていたようです。今や、失われてしまっている本源性の一部も垣間見れるような気がします。そして、時代は一気に近代となりますが、1922年に日本を訪れたアインシュタインの感想も注目される内容です。

◆アインシュタイン 雑誌『改造』「日本における私の印象」:萬晩報さんより
「もっとも気のついたことは、日本人は欧米人に対してとくに遠慮深いということです。我がドイツでは、教育というものはすべて、個人間の生存競争が至極とうぜんのことと思う方向にみごとに向けられています。とくに都会では、すさまじい個人主義、向こう見ずな競争、獲得しうる多くのぜいたくや喜びをつかみとるための熾烈な闘いがあるのです。・・・
 しかし日本では、それがまったく違っています。日本では、個人主義は欧米ほど確固たるものではありません。法的にも、個人主義をもともとそれほど保護する立場をとっておりません。しかし家族の絆はドイツよりもたいへん固い。・・・」

 「現代にも繋がる日本人の本源性とは?」ということを考える上では、西洋文化が入ってくる江戸以前の記録などは重要になってくるように思います。最後の、アインシュタインのコメントにあるように中世から江戸期に顕著であった日本人の美点は、まさに「すさまじい個人主義、向こう見ずな競争、獲得しうる多くのぜいたくや喜びをつかみとるための熾烈な闘い」が蔓延するに連れて失われていったのではないでしょうか?

 

コメント

>女の後押しや期待=男の心に火を灯す
これ、ステキ~☆
いい女の先輩から、後押されて活力・自信アップ&どんどんいい男になった人がいます♪
いまや女の子たちを充足に導いてくれるいい男です☆
女の期待と、それに応えてくれる男。
男と女の関係がいいと、仕事がうまくいくって、ほんとその通りだなぁ=^-^=うふっ♪。

  • るんるん♪
  • 2008年6月11日 10:20

先輩たちのやり取り、ほんとステキですね~☆☆
「女の後押しや期待=男の心に火を灯す」
心に刻んでおきます♪

  • りんご☆
  • 2008年6月11日 19:11

「女の後押しや期待=男の心に火を灯す」
これわかりますね~
この気持ちがわからないと
男としては上にいけない気がしますね
応援ポチしときます^^

  • りゅう
  • 2008年6月12日 02:37

みなさん、コメントありがとうございます☆
るんるん♪さん
>いい女の先輩から、後押されて活力・自信アップ&どんどんいい男になった人がいます♪
これって、人材育成の一つですよね!
活力をアップさせながら、どんどん成果を出せる男になっていく!「男の心に火を灯す」この期待は、絶対必要ですよね♪
りんご☆さん
ステキですよね~☆
見聞きしているこっちまでやる気になってきますよね♪
ってことは、相乗効果!?
りゅうさん
>この気持ちがわからないと
男としては上にいけない気がしますね
頼もしい一言です。
きっと周りの女性の期待をたくさん受けてるんでしょうね♪まわりの男たちも巻き込んで、火を灯していってください!!

  • iku
  • 2008年6月17日 09:31

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