2006年10月13日
「仕事への意欲が最低なのは日本人」ってホント?
人事戦略コンサルティング会社の米タワーズペリンは、「仕事に対して『非常に意欲的』と感じる日本人は世界16カ国中で最低となるわずか2%しかいない」という調査・分析結果を明らかにした。仕事に「意欲的でない」と答えた日本人も41%おり、インドの56%に次いで2番目に低い。
ちょっと衝撃的なデータです
でも、これってホントなんでしょうか
「インテリジェンスの業界レポート」の解説によると、
同社の説明では、この「意欲的」(engaged)は、「組織の一員であり、そこで働くことから得られる個人的満足、感化などにかかわる5つの感情」から割り出したものだという。 5つの中身は、 「会社の将来を真に気にかけている」 「自分の会社を誇りをもって名乗れる」 「仕事が自分に個人的な達成感を与えてくれる」 「自分の会社が、よい職場だと友人に勧めることができる」 「最高の仕事をするよう会社が刺激してくれる」
確かに、リストラ圧力が高まっている現在、個人に立脚すれば仕事や会社を否定視してしまうのかも知れません
報告書では、ワーカーが考える会社の「会社の魅力のもと」「この会社で働き続けようという原動力」「仕事への意欲のもと」の3項目について各国別のベスト10をまとめている。日本の場合、それぞれのトップは「チャレンジ的な仕事」「明快な利益情報開示」「部署内での意思決定への参加」だった。 これに対し、米国や英国では「基本報酬」「会社が必要なスキルを伸ばしてくれる」「上級管理職への道」というパターンとなっており、よく言われる、欧米のワーカーの個人主義・実力主義指向が表れている。 こうしたころから日本のワーカーの答えを他国のそれと比べてみると、「仕事の基盤が安心・安定していて、その集団の一員としてかかわりながら、新しいことを成し遂げたい」というイメージが浮かび上がってくる。
なるほど、西欧の個人主義の価値観に基づいて調査を行うと、今や日本人は仕事の意欲が最低と映るのだろう。しかし、日本人固有の集団性は失われていない。むしろ、強烈なリストラ圧力に晒された結果、心底では本源的な集団への回帰現象が高まっている。
しかし、事実として今の会社の体制のままでは仕事への意欲が全く湧いてこない。
じゃあ、どうすればいいか?
ヒントは、調査結果の中に現れている。
日本人の場合、
①「会社の魅力のもとは?」 →「チャレンジ的な仕事」
(=現状は、無難思考で受け身の仕事。提案しても却下される)
②「この会社で働き続けようという原動力は?」 →「明快な利益情報開示」
(=現状は、非公開かつ不透明。正確な状況が把握できない)
③「仕事の意欲のもとは?」 →「部署内での意思決定への参加」
(=現状は、序列原理で物事が決まっていく)
これらを根本から解決するには、
生産体(企業)を、『自分たちで動かすことのできる共同体』に作り変える。
のが最良の方法ではないか。
もはや、私益追求だけの権力体企業では仕事への意欲が湧いてこない。
企業が、「自分たちの生きる場を自分たちで築く」共同体へ転換することが、日本の活力再生への第一ステップだ
by はっしー
- by member at 18:57



と押してから続きを読んでください
コメント
コメントを入力してください
はじめまして。
2%とは衝撃的ですね。
ポチッ☆応援させていただきました。
megさん
ポチッと応援ありがとうございます。
「活力の素」を頂きました!
女性(と推察しますが)の目から見て、
「日本人の強み」は何だと思われますか?
グラフを見た時に、えっっ!!どういうこと?!
ってちょっと驚いたんですけど、中身を読んでいて私もなるほど~って思いました(*^^)
国によって、考え方にも偏りがあるんですね!!
>「日本人の強み」は何だと思われますか?
日本人の強みって何だろう??
よく、日本人は”みんな”を意識する傾向が他国に比べて強いって聞いた事があります。
本当かどうかは分からないんですが、例えば大勢の日本人をどこかへ非難させる時、一番パニックを起こさせない言葉は「皆さんは○○に行くみたいですよ!」という感じで、”みんな”って言葉を使えば、それに従うらしいです(^^;
周りを意識するってことは、チームワークも良さそうだし、協同作業とかに強そうだなぁ。あと、周りのみんなにとってプラスになることに関しても、やたらとやる気を出して働けそう!って感覚もあります。
おはようございます、はっしーさん。ブログにお越しいただき、またご友人におすすめいただき、ありがとうございます。
日本人の強みは、ひとつは共同で力を発揮できることだと思いますね、このブログのように。
個人主義が台頭してきてはいても、やはり、他者と強調して一つの目標に向かって何かを達成するのは得意でしょう?それが逆に欧米から見れば自己主張の弱さにもつながるのでしょうが、自己主張もしつつ、他者との連携がうまくできれば、そこに強みが出てきますよね。
もうひとつは、繊細さ。最近団塊世代の知をナノ単位でデータ化しようと言う動きがありますが、どうしてもデータ化できない部分があるようです。ナノでもデータ化できない繊細な仕事ぶり。これを中国やベトナムに要求するから「日本の仕事はしたくない」って嫌われちゃったりしますけど、その辺をうまく使い分けていけば、中国がいくら追い上げて来ても絶対まねできないことができるはずだと思います。
では、よい休日を!
チーズケーキさん、megさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
やっぱり、女性の意見は参考になります。
何故かと言うと、現実の実感に即しているからです。
お二方から挙げられている『日本人の強み』の一つである「共同性」は、私もとても重要だと思います。共に認め合う充足感を大切にしている民族だからではないでしょうか。
又、megさんからの「繊細さ」。確かに日本製の性能の高さを裏付ける世界に冠たる特性ですよネ。では、この繊細さが何処から発生してきたのでしょう?閉塞感に包まれた現代だからこそ、なおさら追求していきたいです。今度、テーマと取り上げていきたいです。
P.S. それにしてもmegさんは早起きですね!
私と全く逆です(笑)
ハジメマシテm(__)mデータの衝撃に押されるまま「本当に2%?」とやってきましたが、皆さんが同じように感じてるとわかって、ちょっと安心。。
それにしても国によって(というか個人主義か否かによって)、こんなに変わるなんて!2度びっくりしました(^^;)文化の違いってすごいなぁと感心しつつ
>>「日本人の強み」は何だと思われますか?
考えてみました。
協調性って、真っ先に浮かんだけど、megさんの繊細さも確かにそうだなって実感があります。生真面目とかそんな風にも置き換えられそう。細部まで気を遣うってニュアンスだとしたら、昔のご近所付合いがすごく密だったりとか、集団を乱さないでおこうという意識を強く保てたことに関わりますかね。この繊細さって、なんだか協調性が高いと感じる事に繋がりそうに思いました。
ひち さん、こんばんわ。
コメントありがとうございます!
なるほど、日本人の特性として西欧人に比べて協調性はありますネ。そして、良い面(以心伝心etc.)も悪い面(敢えて意見を言わないetc.)も併せ持っているように思います。
今や一人でする仕事が増えて、暗黙の了解による協調というのは成立しにくい土壌も生まれているように思います(相手が何を考えているのか不明/不安?)。
先日のmegさんのコメントにも、
>他者と協調して一つの目標に向かって何かを達成するのは得意でしょう?それが逆に欧米から見れば自己主張の弱さにもつながるのでしょうが、自己主張もしつつ、他者との連携がうまくできれば、そこに強みが出てきますよね。
とありました。
こんな時代だからこそ、意識的にでも相手(みんな)の期待を察知して発信力を増していかなければ「日本人本来の強み」を発揮できないのではないかと思います。
会員の「のり」さんから、
「元気な会社☆の事例」を紹介して頂いています。
何か、ヒントが隠されているのではと思っています。
ちょっと、調べてみますネ。
こんにちは、はじめまして。
起業コロシアム管理人 伊熊と申します。
衝撃です・・・・2%って・・・
私も今年6月に起業したばかりですが、
今まで勤めていた会社の体質だったのか
仕事・事故成長に対するモチベーションの高い方々に囲まれていました。
それが普通だと思っていましたし、
私自身が起業できたのもその会社に勤めていたからだと思っています。
しかし、普通ではないんですね・・・。
仕事を仕事としか捕らえていない人が多いのでしょうか・・・・
人生の時間の大半を費やす仕事ですから
そこには沢山の意味を込めて進んでいきたいですね。
これからも宜しくお願い致します。
伊熊
伊熊さん、こんにちは。
コメントありがとうごさいます!
>仕事を仕事としか捕らえていない人が多いのでしょうか・・・・
確かに・・・旧い体質(序列原理)の権力体企業ほどヤル気が起こらず閉塞しているのではないでしょうか。特に、(全てではありませんが)団塊世代が悪影響を及ぼしている事例が多いと思います。
>人生の時間の大半を費やす仕事ですから
そこには沢山の意味を込めて進んでいきたいですね。
同感です!
従来は、お金・地位・女(男)といった私益獲得のみが活力源でした。しかし現在、これらに代わる収束先が見つからない。よって、沢山の意味を持ちたいという人が増えている。しかし、答えが無いので閉塞している状態が、先の2%(意欲的な日本人比率)という数字に現れていると思います。
あらゆる職場で「活力再生」が求められている時代ですネ。これを真剣に考えていない企業は生き残れない。組織を変える人。変える手助けをする人。こんな需要が急増中だと思います。
はっしーさん、おはようございます(ってまだZzzz---かな♪)&ありがとうございます。
私は子供と9時か10時に寝て、4時起きのパターンです。
それにしても、みんなでテーマを掘り下げていかれる素晴らしいブログですね。ひちさんのコメントで「ああ、そうか、繊細さと協調性はリンクしてるか」とも共感しました。
大人達がそういう部分をちゃんと具体化していけば、子ども達にも「他を思いやる日本」を残していけますね、きっと。
よい休日をお過ごしください。
megさん、こんばんは。
今頃は、お子さんと就寝中ですね。
>「他を思いやる日本」
誰かが仰っている「美しい日本」なんかより
具体的です。
現実の教育場面・仕事場面などで、相手を対象化して、周りの期待に応えていきたいです。