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2009年08月30日

医局体制ってなに??~その1

オバンです m017

久しぶりの記事 m135 m136 で恐縮です m110

ikuさんの記事に続いて「医療崩壊」を扱います。この問題、想定される根本原因は、
ぱちさんの記事で分かりやすく図解(構造)化されています。 tikara
気になる方はもう一度見て下さいね、マスコミやお上が言う「医師不足」は問題を矮小化 Evil or Very Mad してるだけでこのままでは根本的な解決にはならない様に思います。

重たいテーマですが、当ブログでは明るい未来の為に可能な限り追求して行きますので応援ヨロシクお願いします。 Wink
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さて今回は、図解にもありますが「医局体制」正確には「医局講座制」について見ていきます。医局講座制とは簡単に言うと、あの「白い巨塔」の世界です。これが崩壊とは・・・今大学病院では何が起こっているのでしょう?また「医療崩壊」との関係は?疑問がイッパイですね、ではじっくり見ていきましょう m030 m030
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画像はここからいただきました
余談ですがこの画像はドラマのイントロに流れる、「東教授」による総合回診の模様です。序列社会を絵に描いたような風景ですね。 nihi


■■医局講座制とは何か?■■

●その歴史は? 
 起源は明治初期に遡る。1870年(明治3年)様々な紆余曲折の後「医学はドイツが最も
 優れている」としてドイツ医学教育の導入
 を閣議決定、同年医学校兼病院として大学
 東校(現在の東大医学部)を設立しドイツより教官を招聘した。医学教育が定着する
 まではもう少し時間がかかるが、1893年(明治26
 年)東大医学部に【ドイツ的な研究
 重視で権威主義的】な医局講座制が20の講座と16名の教授をもって誕生した

 その後、戦前・戦中期にかけ医局のシステムは全国の旧帝国大学にも導入され、国家
 の管理しやすい官僚的な医学部体制が確立された。

●どんな体制・組織なのか?

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 「医局」とは大学院の診療科のこと、「講座」とは大学医学部の各講座を指し講座の
 教授が診療科のトップ兼ねる一極集中型の権力構造をつくる。
 教授一人が頂点に立つピラミッド社会にな
 っており下に准教授が1~2名、更にその下に講師や助手が数名ずついる。ここまでは
 「教員」として身分が保障されている。この下に大学臨時職員として位置づけられた 研究生のほか大学院生や臨床研修医が連なるが、彼らは関連病院を転々としたり低賃 金或いは無給で働くケースもあったと言わる。 m299 m275


●医局員のキャリア(ローテイション)とその平均像
 2年程度の初期研修を終えた後、キャリア前半  
 
(およそ40歳代まで)は大学病院や関連
 市中病院を半年から3年程度の単位で転々とし、
 の間に博士号や専門医資格を取ることが多い
。ローテーションを終えたキャリア後半は、市中病院で診療科長や大学病院
 の助手、開業医へ進むこと多くがこの頃になると医局の統制は余り受けなくなる。

●なぜ医局に入るのか?
 最大の理由は、キャリア前半で博士号や専門医資格の取得機会が与えられるから。
  専門医資格:http://www.japan-senmon-i.jp/
 けれども日本において博士号や資格は大きく評価されているわけではないが、研究→学位を持ってない医師は軽んじられる傾向にある 。これは教員への道を進む場合は必須であり、勤務医の場合も給与の優遇が
 あるが・・・。
 もう一つの理由は、キャリア後半において医局の統制をあまり受けない=医局出身者
 としてプライドを保ち一方でその束縛から解放されると言うことか・・・?


●医局制度と市中病院との関係
 大学病院として、関連市中病院は医局員に「臨床経験」を提供する場であり、かつ
 医師供給の元締めとして影響力を保持できる対象である。
 一方市中病院にとっては、安定的に若手の安価な労働力を提供してくれる、無くては
 ならない存在となる。
 この様な関係から、医局は医師の人事権を掌握し
 これを元に「医局による病院支配」を強めていった歴史がある
。大学医局は必
 ず医師を供給する代わりに契約金とも言うべき「上納金」を集めていた時期があった
 とのことである。
 また派遣された若手医師たちは、この時期前述の学位取得の研究に重きをおき本来の
 目的=臨床経験を積み重ね吸収することが疎かまたは希薄になったことは否めな
 い。 m299 m275 m275

●医局講座制のメリットとデメリット
 医局講座制とは何だったのか、まとめてみましょう

メリット
  ・研究の中心として機能し、先端技術と知識の集積ができる。
  ・経験豊富な医師から若手への連綿とした技術の継承と蓄積ができる。
  ・関連病院への医師の安定供給ができる。

デメリット
  ・研究重視、臨床軽視の風潮になりやすい。結果、臨床の技術蓄積は疎かになる。
  ・他の専門科との連係が少なく、その先端技術も知らない専門バカを生み出す体質
   になる。
  ・ヒト・モノ・カネの流れが不明瞭(権力の存在と集中)
  ・医師から、就職先選択・居住地選定の自由を奪う(?)
   →己の自由と社会の期待を推し量ればデメリットと言うべきではないかも・・・
   m275 m275 m275

この稿つづきます m071 m071 m081 m035

コメント

記事UP、ありがとうございます♪

何年間も市中病院に勤務していますが、私も知らないことがたくさんで。とても気付きが多いです☆
また、このようにUPしていただくと情報をより整理することができ、新たな追求ポイントが見えてきますね!

今日、「これからは予防医学の時代です」との情報をGETしました。
ちょっと調べてみますね~~

  • ふぇりちゃん 2009年08月31日 00:47

ふぇりちゃん、コメントありがとう^^/

>新たな追求ポイントが見えてきますね!

健全な社会に欠くことが出ない仕事である健全な「医療」、現状は複雑骨折の為なすすべが無い状態のように見えます。初期診断を間違えると治療もできないので、まずは根本原因=膿を徹底的に出した上で「どうする?」を考えましょう。

  • miyashow 2009年09月02日 14:55

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