2007年08月04日
経営者の試み~高齢者の役割が地域・活力再生に!!

みなさん、ハロにちは!かなめんたです。
今回は医師「村上智彦」さんを紹介します。
(写真右の人)
村上さんは財政破綻
した北海道夕張市総合病院の運営を任されたお医者さんで、医療法人財団「夕張希望の杜」をたちあげ、センター長をされています。
「地域医療」と「予防医療」を軸に画期的な方法で病院運営をされています。
ここには「働くこと」そして「老後」そして共同体の構築など、新たなビジネスモデルとなる可能性を感じました。
どんな中身かというとー
おっと、あぶないあぶない。
続きはいつものやつをパシューン!!
とやってからお願いします。
ありがとうございます。
引用は「北方ジャーナル」2007年5月号からです。
夕張市の人口の40%は高齢者。今後の高齢化社会の縮図のような場所です。そして夕張市総合病院は46億円の借金。
現在、日本の医療費は30兆円くらい、20年後には60兆と言われているようです。単純に国家は破綻してしまう。
そこで村上さんが考えたのが「予防医療」で、そのための方策としての「地域医療」があったそうです。
>「歳とってからもみんな死ぬまで働くって社会をつくればいいんですよ。生きがいもって働けば、病気は減ります。若いひとたちがいなくてもいい、自分たちで地域をつくるからー、そういう社会をつくってしまえばいいんです。」
「僕思うんですけど、高齢者を大事にするっていうのはベッドに寝かせて「よいしょ、よいしょ」って世話焼くことじゃないですよね。」<
「予防医療」の考え方が鋭いっと思いました。政府がこれをすると「健康増進法」なんていう風に、マイナスをむりやり減らそうという発想
なのですが、村上さんがやろうとしているのは、最初からあるプラスを伸ばそうとする試み
だと感じました。
これから必然的に迎える高齢者社会において、まず活力再生という視点。それも個人ではなく地域という発想です。これも以前お伝えした「需要者」ではなく「供給者」の視点だと思います。
福祉の名のもとに役割=生きがいを奪うのではなく、死ぬまで現役で働ける環境をつくることで予防医療とする。
村上さんによると、医療設備の整った都会は死亡率が高く、田舎のほうが死亡率は低いそうです。
心肺停止して救急車を呼んでも来るのは約7分後。心肺停止後3分で死に至るそうです。
田舎ではお医者の役割を地域の人が担える部分で差が出るそうです。
>「一般の皆さんに声かけて、救命救急訓練をやればいいんです。救急救命病院つくるのとどっちがお金かかります?」<
なるほど。都会では根無し草の個人がバラバラですが、田舎ならばそれができる。医者要らずを実現することこそが早道だと村上さんは言います。それが高齢者の方々の役割にもなるし、仕事にもなる。
そして経営的視点も、、、。
>「実は僕はちゃんと儲けなきゃ駄目だと思ってるんです。営業努力をきちんとして、健診とかで採算取れるところは取って。」<
ちゃんと対価をもらい、経営できているってことが「必要とされている」ってこと。ボランティアでは駄目だということだと思います。そしてお金をもらうからこそ、営業努力もするし、評価の圧力にさらされる。
>「高度先端医療が拡大しても、平均寿命が200歳になったりはしないんです。それよりも、だれもが健康ですごしやすく、死ぬまで働けるような環境を整えていくほうがいいじゃないですか。」<
夕張という小さな地域を医療を軸に共同体化する試み。
医療そのものを全面に出すんじゃなくて、まず「地域」という場の構築からスタートしてるところがすごいと思います。
また、具体的な地域医療として、原則入院はさせず、訪問診療や、薬はやたら出さずに、量を減らすなど画期的な方針で動かれています。訪問診療の狙いはあくまで地域に根ざすということ。薬の量を減らすのは、精神的負担を失くすことと医療費の削減だそうです。不思議なことに薬の量が減るほうが患者さんは元気になるそうです。
どうですか?まさにこれからの高齢化社会での地域のあり方の最初の実現体として可能性を感じます。
今後、定年退職する大量の団塊世代のこれからとして、日本という国の活力再生にもこの試みはヒントになるのではないでしょうか。
企業経営にも同じことが言えると思います。高齢者の役割をどのように生かしていくか。
患者さんに言う村上さんの口癖は、「おじいちゃん!働いてくださいよ!」
だそうです。
死ぬまでみんなから期待されている。それに応えることで活力がわく。そこにはボケも鬱も発生しません。そうやって地域=場が活性化していく。
>「最終的には住民意識なんですよ。主体的な住民意識が救うんですよ。夕張の場合、4割のお年寄り。高齢者が主体になって立て直すんです。
僕は日本のお年寄りって絶対捨てたもんじゃないと思うし、自分自身が歳とったときも「だれかなんとかして」っていうふうにはなっていたくない。
これからの団塊のみなさんだってそうだと思う。働いて、自分たちのまちをつくってく人たちだと思う。」<
夕張市総合病院の今後に期待です。
ではでは、かなめんたでした~。
- by kanamenta at 21:02


コメント
私この『情熱大陸』の放送見ましたぁ~★
このお医者さんの全ての発言に釘付けになっちゃいました(^^)v
患者さんのおじいちゃんに向かって
『まだお仕事できるじゃないですか♪なんならうちの病院手伝ってください』
って言ってる姿とかすごく印象的だったなぁ~。
予防医療の視点も、なるほどでした。
「そんなことしたら患者さんが減りませんか?」っていう質問に対して、
「どんどん高齢化していくんだから、予防医療しても、患者は減らない」
っていう発言もちゃんと現実を見てる人なんだな~っていうのがすごく伝わってきました。
さらには、こういう考え方を広めていくために、その場所でその考え方が根付いたら、
次の場所へ行くっていうところがまたスゴイと思いました☆まさに供給者を作り出していく
っていう発想ですよね~♪
こういうお医者さんがどんどん増えていってくれたらなぁって思います!!
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今、高齢者といわれる人のなかで寝たきりという人よりも、まだまだ働ける元気な人の方が多いんですよね!!
なのに、過保護にも福祉という上辺の政策だけやって根本は何も変わっていないのが現状!
「おじいちゃん!働いてくださいよ!」 そう言える人、場所が必要ですね☆
コメントありがっちゃんです。
>みほりさん
そうですね!現実にはいいことばかりじゃなくて、大変なところもあるようです。なにしろ借金もすごいし、人手も足りない。。でもあえてそこで何かを実現しようとするスタンスがかっこいいですね。
>ikuさん
>そう言える人、場所が必要ですね☆
確かに。ハコだけ用意してもダメだし、人だけいても足りない。そこにはやはり可能性のある答えがないと。。
この病院の取り組みはあくまで一例。
そういう場や答えを追求していくのもこのブログの使命だと感じています!よろしく!